多様性を学ぶ
12星座の3番目に位置する双子座は、
原始のエネルギーが爆発し、凝縮し冷やし固まった後に、世界が一体どうなっているのか広く情報を集めようとする状態にたとえられます。
宇宙の奇跡によって創られたこの世界の豊かさや不思議を、あくなき好奇心でできるかぎり知りたいのです。
その知識欲は内側ではなく、水平方向に横へと横へと広がっていきます。
深遠な知識を掘り下げていくことよりも、この世の多様性を学び、その背景にある意味や関連性を知りたいのでしょう。
双子座はなにものにもとらわれることなく軽やかに人生を歩んでいきます。
「知識を収集し、その関連性を学んでいく」ことは双子座にとってのライフワークとなるでしょう。
世界をつなげる
さまざま知識を集めたなら、それをただ眺めて楽しむだけではありません。
それらの背景に流れるものや、関連性などを見極めて、バラバラにみえるピースをつなげ合わせていきます。
単なる知識レベルで行うこともありますが、行動力のある双子座は、実際に人に会ったり、直接出かけて行ってそれらを交差させていこうとするでしょう。
人とのコミュニケーションを大切にする双子座は、自ら人に働きかけていき新しいものを生み出そうとすることもあります。
双子座にとって世界は未完のパズルのようなもの。
人生をかけてそのピースを探し出し、壮大なパズルを完成させたとき、そこにどんな模様が浮き上がってくるのか自分の目で確かめたいのでしょう。
そこに謎に満ちたこの世界の真実が浮きあがってくるような気がするからです。
もう一人の自分を探しつづける
知的に考え、多くの情報を集めるのは、この世をより広く理解するためです。
なぜ世の中を理解する必要があるのかというと、双子座にとって世界を知るということの先は「自分自身を知る」ことにつながっているからです。
双子座は自分を理解しようとするときに、自分の心の中を深く掘り下げていくのではなく、外側にある世界とどう呼応するかで感じ取ろうとします。
双子座のシンボルは文字通り、向き合う「双子」です。
一人だけでは自分自身が完成されず、呼応する対象があってこそ本当の自分を認知できるといえます。
人との関わりや、知識の中に、自分によく似た「片割れ」を探そうとするのかもしれません。
未完の自分を完結させるために、その一部を探しつづける永遠の探求者が双子座なのです。